マリ帖

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食生活アドバイザーとは? 2級合格するためにすべきこと

 7月14日に実施された第41回食生活アドバイザー2級試験(FLAネットワーク協会)に合格しました。やったー! ということで、ブログも早速日も開いてしまっているので、これから受験する方へ何か有用な情報をお届けできればと思い書きました。 

  しかしぶっちゃけた話、もし受かることだけを目的にするなら

 FLAネットワーク協会が実施している、合格講座を受けよう

 で終了なんですよね。それで終わるならツイッターに書けばよいというかそれはもうツイッターに書いているので、もう少し詳しく書いて行こうと思います。

 

 食生活アドバイザーとは

  まず簡単に食生活アドバイザーについて。以下は公式テキストから引用です。

食生活アドバイザーとは、「食生活」について本当に必要な情報を提供できる人、「食生活」を総合的に把握し助言や提案ができる人のことです。

 またWHO憲章も過去の試験にはよく出てきており、重要と考えられていると思います。

健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。 到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである

| 世界保健機関(WHO)憲章 | 公益社団法人 日本WHO協会

  つまり、食生活といっても栄養面に限った話ではなく、生きる上での精神的な充足も含めている点が特徴の一つだと思います。

  私が今回この検定を受けようと考えたのは、栄養や衛生管理はもちろん食文化、食習慣、食マーケット、さらには社会生活に至る幅広い知識が得られるとテキストを見て判断したためです。ライターとしても力になるのではないかという期待もありました。

 そして決め手になったのは、「資格に年会費がいらない」ことです。

  合格者のみが対象の「食アド会員」は年会費が必要ですが、これは資格保持に必須ではありません。こちらの会は中々魅力的なので現在入会を迷うところなのですが、それは勉強し試験を受けてはじめて考えはじめたことです。何か資格を取ろうと考えたとき、候補はいくつかありましたが、食生活アドバイザーは資格保持のための年会費不要であることが気軽に申し込める理由になりました。結構、年会費必須な資格はあるんですよね。 

2級と3級の違い。1級はまだない。

  2級は選択問題と記述問題があり、3級は選択問題のみで出題範囲は同じです。しかし2級は記述問題に加え、選択問題も3級の5択より多い6択問題になっています。「該当するものがない場合は6を選びなさい」といった選択肢があることで、正確で深い理解が必要となり、選択問題といえど2級正解率は3級の半分となっています。

 1級はまだありません。(2019年8月現在)

 2級も3級もどちらも受験資格はありません。いきなり2級を受けることが可能です。私は2級から受けましたが、協会は全体の知識を掴むためにも3級からの受験をすすめています。

2級合格のために必要なものとこと

 確実な2級合格のために必要なものは2点です。

  • 最新の公式テキスト(必須)
  • 合格講座受講(出来る限り)

 まず最新の公式テキストですが最新であることが重要です。最新のものでないと情報の漏れが発生します。食マーケット、食品に関する法律は比較的変化がある範囲です。新しく加わる情報は試験に頻出する傾向があるため、最新のものを用意することは必須といえるでしょう。

   続いて合格講座受講ですが、これはもちろん受験のための義務ではありません。しかし個人的に必須と考えます。社会人で受講される方も多く、勉強の時間が取れない方も居ると思います。合格講座は試験に出題する範囲を重点的に勉強するため、効率的な試験勉強が可能となります。

  合格率の差は明らかで、第40回2級合格率は一般受験者は33.13%に対し、合格講座を受講した受験者は79.83%と驚異的な数字です。

 私は実際講座を受けてから試験に臨みましたが、合格講座受けていなかったらかなり厳しいものだったと思います。科目別過去問題集も知識を深めるのに大いに役立つものですが、もし問題集購入と合格講座申込みどちらかにしようと考えているならば、迷わず講座を受講することをおすすめします。

合格講座概要|食の資格、食生活アドバイザー®|FLAネットワーク協会

 知識を深めるなら科目別過去問題集も良し

 あくまでも合格するため、という点に絞り書いていましたが、やはり折角受けるならば知識を深めたいというもの。今回私は過去問題集も購入しておりました。過去問題集と今回の試験問題を比べると、過去問題集だけでは答えられないものも多く、試験に受かるためというだけなら必要ないかもしれません。しかし、深く広い知識を得るにはこの問題集は最適だと思います。 

 さいごに

 私はライターなのでダイレクトに力になってくれた資格でした。しかし、食に関わる仕事ではない方も、受けて損はないかと思います。食中毒の知識や食品包装の表記方法、食マーケットの情報など、生きる上で必要な食の知識が満載です。気軽な会話にも出しやすく、相手のためになる知識でもあるのは嬉しいですね。

 知ったかをしたがる私は早速日常的に「ああはい、ホームミールリプレイスメントの考え方ですね?」など試験を受ける前までは知らなかった単語を恥ずかしげもなく使っております。知ったかでも「知識を自分のものにするためには使わなければならない」と言い聞かせて恥を抹殺いたします。

 世の中いろんな民間資格が溢れており迷うものですが、こちらの資格はおすすめです。これから受ける人、受けようと思っている人の参考になれば幸いです。

 

 【公式】食の資格、食生活アドバイザー®|FLAネットワーク協会